この保険に合わない人
- 犬、猫の年齢が生後30日未満、もしくは11歳以上
- 病気治療が30日、がん治療が60日の待機期間があることが気になる方
- 病気にかかりやすい品種
目次
この保険の特徴
加入年齢
■新規契約時 生後31日以上、満10歳まで
選べる補償保険プラン
補償プランが3種類用意されています。豊富なプランからペットにあった補償を選べます。
プラン | プラチナプラン | ゴールドプラン | パールプラン |
---|---|---|---|
通院 | 〇 | 〇 | × |
入院 | 〇 | × | × |
手術 | 〇 | × | 〇 |
補償割合%(※) | 90/ 70 /50 | 90/ 70 /50 | 70 |
免責金額(※) | あり/ なし | あり/ なし | あり/ なし |
制限 | 年間補償金額の上限あり | 年間補償金額の上限あり | 手術回数2回 年間補償金額30万円 |
免責金額とは
契約者が自己負担しなければいけない金額のことです。
プラチナプラン(通院+入院+手術)
入院、通院、手術の全部がセットされているプランで、さらに補償割合が選べます。
免責金額や1日当たりの限度額、上限日数などありません。あるのは、1年間の補償限度額です。
補償割合を90%選択した場合の補償限度額は90万円となります。補償割合の%を”万円”に読み替えた金額が補償金額の上限になっていますね。
また、それぞれの補償プランに「免責金額」を付けるか、付けないか、選択ができます。付けた場合は、1回あたり2,500円です。
注意が必要なのは、「プラチナプラン」に免責金額を付けた場合です。通院、入院、手術、それぞれに免責金額が適用されますので、一度の治療で通院、入院、手術を行った場合、7,500円自己負担になってしまいます。
ゴールドプラン(通院のみ)
通院だけ補償されるプランです。どうしても、入院+通院が補償されると保険料が高くなるので、保険料を抑えたい方にはおすすめです。日額制限や回数制限はないものの、年間の補償金額の上限はあります。プラチナプランと同じで、補償割合の%を”万円”に読み替えた金額が補償金額の上限になっています。
ゴールドプランにも「免責金額」を付ける、付けない、の選択ができます。免責金額を付けた場合は、2,500円が自己負担になりますが、通院治療で2,500円自己負担ですと、自己負担内でおさまってしまうケースも多々あるかもしれませんね。
パールプラン(手術のみ)
手術だけ補償されるプランです。ゴールドプランより、さらに保険料を抑えることができます。なんと、月払いの保険料がワンコインで済むようです!
日額制限はありませんが、補償割合は70%、年間の手術回数は2回まで、年間補償金額の上限は30万円です。
保険料が安いので、補償の部分は物足りないと感じることがあるかもしれません。
保険料の割引制度が4種類!
新規加入時のインターネット割引10%
初年度の契約時にインターネットから申込をすると、保険料が10%割引されます。ただし、初年度のみです。
また健康診断書の提出が必要な年齢・希望プランによってインターネットで申込みができない場合があるようです。
マイクロチップ割引あり
ペットを特定できるマイクロチップが装着されていると、毎年の保険料が600円割引されます。申込書にIDの記入が必要です。途中でマイクロチップを装着した場合は、保険会社へ連絡のうえ、翌年度から割引が適用されます。
2022年6月からマイクロチップ義務化により、この割引はなくなるのか、注視が必要です。
多頭割引あり
複数頭加入する場合に、毎年の保険料が1頭につき900円割引されます。同時に2頭加入の場合は、各々に、すでに1頭加入済みの場合は、新規加入の1頭を割引し、もう1頭は更新時から割引されます。
無事故割引あり
1年間の保険期間に保険金請求が1度もなかったとき、翌年度の保険料が10%割引されます。年齢が上がるにつれ、保険料は高くなるため、少しでも安くなると嬉しいですね。
補償割合90%プランがある
保険料はやや高めになってしまいますが、補償プラン90%のプランが用意している保険会社は少ないです。動物病院は自由診療なので、自己負担が少なくて済むと助かります。
ただし、年間の補償限度額が決まっているので、補償プラン90%ですと、他のプランよりは上限に達しやすいかもしれませんのでご注意ください。
保険金請求が専用アプリで
動物病院の窓口精算はできませんが、請求書類を郵送する手間などがなく便利です。もちろん、書面でも請求できますので、デジタルが苦手な方も大丈夫です。
待機期間に要注意(初年度のみ)
せっかく保険に加入しても、「補償はしません」という期間が初年度はあります。病気なのを偽って保険に加入して保険金詐欺等の不正が行われないよう設定している期間です。
ケガ | 責任開始日から補償 |
病気(ガンを除く) | 責任開始日から30日間 ※この期間に診察、検査、治療を開始した病気の治療費は保険金支払対象外 |
ガン | 責任開始日から60日間 ※この期間に診察、検査、治療を開始したガンの治療費は保険金支払対象外 |
<注意!> 保険がなくなってしまうかも。。。
この会社の商品は、1年間の保険金限度額が設定されています。もし、ペットの具合が悪く、何度も通院、入院し、限度額を超えてしまったら・・・・
限度額を超えた時点で、保険はなくなってしまいます。(保険用語では「失効」といいます)
なんと、翌年以降の更新もできなくなります。
次に別の保険会社に加入しようとしても、年齢的に加入できなかったり、病歴によっては加入を断られることがありますので、加入時によく考えてほしいと思います。
<注意!>免責金額を付けると
一度免責金額の設定をすると、その後「免責なし」と変更はできません。
今年、たくさん自己負担が発生したので、次年度は「免責なし」にしよう!ということができないのは残念です。
24時間ペット健康相談サービス付き(無料)
24時間365日、獣医師が電話(注)で相談を受け付けてくれます。急な容態の変化にはとても安心なサービスですね。
余談ですが、こういうサービスは外部の会社へ委託しているケースが多いため、その分保険料を高く設定しているケースが多いです。
(注)通話代はお客さま負担
ペット賠償責任特約について
この特約を付けようか、迷っている人に考えてほしいことがあります。
- 自動車保険や火災保険等にですでに加入していませんか?
- 保険金額が500万円という金額で足りますか?
- 示談交渉がついていませんが大丈夫でしょうか。「賠償責任保険」には保険会社による示談交渉は無料でついていることが多いです。
カメコは賠償責任保険は、違う保険でもう少し高い金額で加入した方がいいと思うよ。
日本ペット少額短期保険ってどんな会社?
2013年に少額短期保険会社を開業しています。もう少しで開業10年ですね。
2022年2月14日付で株式会社スカラの100%子会社となりました。
保険会社の健全性を示すソルベンシー・マージン比率はホームページからは見つけられませんでした。ただ、ソルベンシー・マージン比率を拡充させるための子会社化だったようです。
ソルベンシー・マージン比率は、保険会社が、 「通常の予測を超えるリスク」 に対して、どの程度「自己資本」・「準備金」などの支払余力を有するかを示す健全性の指標で、200%を下回った場合は金融庁が是正措置命令を発動する。
まとめ
通院や入院、手術など、必要な補償を選択できるプランが用意してあるので、うちの子に必要な補償を選ぶことができるのが良いと思います。しかし、保険金の支払いが満額まで到達した場合に、保険がなくなってしまうのがデメリットですが、その分、保険料は業界的に安いようです。