補償割合と免責金額の概要
「補償割合」とか「免責金額」って聞きなれないから,
よくわからないワン
簡単に言うと、
「補償割合」は治療費を保険会社が負担する割合、
「免責金額」は自己負担の金額のことだよ。
イメージ図
補償割合と免責ありの場合の保険金支払い事例
具体的な数字で確認してみましょう!
ケース1 異物誤飲
<加入しているペット保険の内容>
補償割合 | 70% |
入院1日 | 12,000円まで 免責金額 3,000円 |
手術 | 150,000円 免責金額なし |
治療内容『異物誤飲』
・入院5日間 → 1日7,000円×5日
・手術1回 → 90,000円
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総額 125,000円
治療費の内訳
★保険会社から支払われる金額
77,000円
★自己負担額
48,000円
計算方法
●入院5日間
免責金額が1日あたり3,000円なので、5日間で15,000円
(7,000円×5日ー15,000円)×補償割合70%=14,000円
(7,000円×5日ー15,000円)×自己負担30%=6,000円
●手術
90,000円×補償割合70%=63,000円
90,000円×自己負担30%=27,000円
■保険金(保険会社から支払われるお金):14,000円+63,000円=77,000円
■自己負担:15,000円+6,000円+27,000円=48,000円
この商品のポイントは入院1日あたりの免責金額が決まっているところだね。
1回の入院につき免責金額がかかるのではなく、1日あたりかかることがあるんだね。
実際の商品選択の場合は、免責の設定が、1日あたりなのか、1回あたりなのか、確認が必要だよ。
補償割合と免責プラン選択の考え方
無駄な保険料は払いたくないし、かといってせっかく保険に加入しているのに自己負担額が多くなってしまうのはもったいないし、どのようなプランを選択すればいいか悩みますよね。
何がベストプランなのか、は人それぞれ違ってきますので、プラン選択時に考えるポイントは以下の点を参考にしてください。
治療費が高くかかりそうな場合は、補償割合を高く、免責金額はナシがオススメです。
考え方
- 高い保険料-少ない保険料の差額がどのくらいか
- ペットの年齢は高齢になってきて病気になりやすいか
- ペットの品種によってかかりやすい病気はあるか
- かかりやすい病気の治療費は高いか
まとめ
補償割合が少ない、免責金額がある、場合は保険会社へ支払う保険料は安くなります。
しかしながら、せっかく保険に加入しているにもかかわらず、保険金が支払われない、というケースもありますので、
補償割合や免責金額を理解したうえで、商品を選択しましょう!