商品の解説

アクサダイレクトのペット保険を解説

この保険に合わない人

  • 犬、猫の年齢が満9歳以上
  • 犬、猫の年齢が満11歳以上で補償割合を70%希望する方
  • 病気治療が30日、がん治療が120日の待機期間があることが気になる方
  • 通院・入院・手術の補償のうちどれかの補償が不要の方
  • 継続時に毎年審査があり、治療状況や保険金の支払状況に応じて保険料が上がったり、特定の傷病が引受不可になることが気になる方
  • 保険金請求手続きを毎回自分で手続きすることが苦になる方(時間もかかりますし、病院へ文書作成料を支払う場合があります)

この保険の特徴

加入年齢と継続年齢

■新規契約時 0歳から満8歳まで
■継続時 終身まで加入できますが、補償割合70%のプランへは満10歳までしか加入できません。

わかりやすい保険プラン 

補償プランが2種類用意されています。2プランともに、通院+入院+手術がセットになっています。
免責金額や1日当たりの限度額、上限日数などありません。あるのは、1年間の保険金支払額の上限です。

プラン70

治療費の70%を保険金で支払いますが、1年間の上限は70万円までです。
また、満10歳までしか加入できません。

プラン50

治療費の50%を保険金で支払いますが、1年間の上限は50万円までです。

保険料の割引制度が2種類

新規加入時のインターネット割引3,000円

初年度の契約時にインターネットから申込をすると、年払契約の場合、3,000円が割引されます。インターネットでクレジットカード払いを選択すると、保険の補償も早くなるのでお勧めです。月払いの場合は、端数などの関係でピッタリ3,000円にはならないようです。また犬種によってはインターネットで申込みができない等、一定の条件があり、すべてのケースに割引されるわけではないので、ご注意ください。

マイクロチップ割引あり

ペットを特定できるマイクロチップが装着されていると、毎年の保険料が割引されます。申込書にAIPO(動物ID普及推進会議)登録済IDが必要です。途中でマイクロチップを装着した場合は、保険会社へ連絡のうえ、翌年度から割引が適用されます。
2022年6月からマイクロチップ義務化により、この割引はなくなるのか、注視が必要です。

保険金支払い実績による保険料割増引制度

前年度の保険金支払いがなかった場合は、翌年度の保険料が割引されます。
逆に、保険金支払いの実績があった場合、翌年度の保険料は 割増 されます。
プラス、年齢があがるとともに保険料は割増されるため、いったい翌年の保険料がいくらになるか不安を感じる人もいるかもしれません。

待機期間に要注意(初年度のみ)

せっかく保険に加入しても、「補償はしません」という期間が初年度はあります。病気なのを偽って保険に加入して保険金詐欺等の不正が行われないよう設定している期間です。

ケガ保険始期日から補償
病気(ガンを除く)保険始期日から30日間
※この期間に診察、検査、治療を開始した病気の治療費は保険金支払対象外
ガン保険始期日から120日間
※この期間に診察、検査、治療を開始したガンの治療費は保険金支払対象外

保険金請求手続き

病院での窓口精算はできません。自分で領収書や保険金請求書類等で保険会社へ手続きが必要です。保険金請求書の必要事項を動物病院で記入いただいた場合、文書作成料が別途かかるかもしれませんが、保険金支払対象外です。(手間と時間とお金がかかるかもしれません。)

この商品は保険金請求実績により翌年度の保険料が高くなったり安くなったりしますし、病院での文書作成料などもかかりますので、少額の場合は、請求しない方が良いかもしれません。

24時間ペット健康相談サービス付き(無料)

24時間365日、獣医師が電話(注)で相談を受け付けてくれます。急な容態の変化にはとても安心なサービスですね。
余談ですが、こういうサービスは外部の会社へ委託しているケースが多いため、その分保険料を高く設定しているケースが多いです。
(注)通話代はお客さま負担

ペット保険賠償責任危険補償特約について

この特約を付けようか、迷っている人に考えてほしいことがあります。

  • 自動車保険や火災保険等にですでに加入していませんか?
  • 保険金額が1000万円という金額で足りますか?
  • 示談交渉付、となっていますが、「賠償責任保険」には保険会社による示談交渉は無料でついていることが多いです。
カメコ

カメコは賠償責任保険は、違う保険でもう少し高い金額で加入した方がいいと思うよ。


アクサダイレクトってどんな会社?

アクサは1817年にフランスで生まれ、世界54の国と地域にアクサグループは展開しており、日本においては2019年4月に持株会社であるアクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社を設立し、アクサ生命、アクサダイレクト生命、アクサ損害保険を子会社としています。ペット保険はアクサ損害保険で提供している商品です。
保険会社の健全性を示すソルベンシー・マージン比率は573.1%です。

ソルベンシー・マージン比率は、保険会社が、 「通常の予測を超えるリスク」 に対して、どの程度「自己資本」・「準備金」などの支払余力を有するかを示す健全性の指標で、200%を下回った場合は金融庁が是正措置命令を発動する。

まとめ

保険のプランは非常にスタンダードですが、保険金支払実績により翌年度以降の保険料が変更になる、という点が他社には見られない特徴だと思います。

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